コラム フルカラーリング照明器の詳細_ver1





マルチライティングシリーズから

赤Red 緑Green 青Blue 白White のフルカラーリング照明器VRMD-RGBWシリーズが販売開始されます。

また上記4色に加え 赤外IR が加わったフルカラーリング照明器VRMD-RGBIRシリーズも同時に発売開始します。

(カスタムオプションで、これら5色から4色を任意の組み合わせで製作することが可能です。)

 

 リング照明|VRMD-RGBW VRMD-RGBIRシリーズ

 

全ての波長を独立して調光可能で、任意の調色により最適画像が得られます。


用途

・半導体、基板アライメント

・多色ワーク、金属類、樹脂成型品、紙製品


具体例

4種のクリアパーツで検証してみる。

印字された数字とアルファベットの刻印の検査を想定する。



白色(W)点灯。数字の印字と刻印、クリアパーツが原色で確認出来て透けて見える。

黄色の刻印がやや見えづらい。


赤色(R)点灯。下段青と緑のクリアパーツ(下地)が統一され数字と刻印文字がよく見える。逆に上段は数字以外が完全にキャンセル状態だ。

緑色(G)点灯。先ほど全く見えなかった上段左(赤)の刻印がいいコントラストを出している。

さらに下地が透けず数字がはっきりと見え、刻印も簡単に検査できそうだ。一方黄は文字も刻印も見えづらい。

下段の青と緑はパーツが透けてしまい数字に被っていて文字が認識しづらくなっている。

青色(B)点灯。今まで見えづらかった上段右(黄)の数字と刻印が見える。隣の赤パーツも良く見える。逆に下段左(青)の打刻は完全にキャンセルされている。

赤色(R)+緑色(G)=黄色(Y)で点灯。緑色(G)点灯に近いように見えるが、下段の色が統一して見え、尚且つクリアパーツの内部が透けて良く見える。内部検査に有効かもしれない。

青色(B)+黄色(Y)=紫(P)で点灯。上段の下地が統一して見える。今回の検査にはほとんど使えそうにない。



フルカラーリング照明を使用した多色ワーク印字・刻印評価結果表



赤ワークに対してはGorBの点灯

青ワークに対してはR(文字)、Y(刻印)の点灯

黄ワークに対してはBの点灯

緑ワークに対してはR(文字)、Y(刻印)の点灯

 

上記よりGとPは不要であり、それ以外の点灯で検査可能という結論になった。



今回の検証はあくまで例であり実際は照明の高さにより内部の金属が見えやすくなる等の使い方もあります。

こういった多色、多項目検査がフルカラーリング照明VRMD-RGBWシリーズで行えますので是非ご検討下さい。


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